学園ストーリーが描かれた映画には、多くの人々を魅了する要素があります
学園生活は、人生の中でも特別な期間であり、友情や恋愛、成長や葛藤が交差する場所でもあります。
登場人物たちの純粋な思いや、苦悩や挫折を通じて、共感や感情移入をすることでしょう。
今回はそんな学生が活躍する映画をご紹介します!
学園映画というジャンルは、多くの人に愛されているテーマの一つよね。
学生時代の青春、友情、そして夢への熱い想いが描かれていて、
私たちに勇気や元気を与えてくれるわ
学生のあなたは他国の学校のさまざまな学生生活を知ることで
驚きや共感を楽しめると思いますし
今社会人のあなたも学生生活時代を思い出して楽しめますよ!!
もちろん、学校は子供だけのものではありません。
大人が学校で学ぶ映画についてもご紹介しますので、ぜひ最後までお付き合いください^^
コーダ 愛の歌
大切な家族を支えるか、それとも自分の好きなことを選ぶか
障害を持つ家族を支える女子高生のリアルが描かれるミュージカル映画
ジャンル:ドラマ、ミュージカル
出演:エミリア・ジョーンズ、トロイ・コッツァー、マーリー・マトリン、フェルディア・ウォルシュ=ピーロ
監督:シアン・ヘダー
制作:2021年
おすすめ度⇨
聴覚障害について、障害を抱える家族を支える人について考えさせられる作品でした!
4人家族の娘である高校生のヒロイン、ルビーは健聴者。
しかし、他の家族である、両親と兄の3人は全く耳が聞こえません。
「自分以外は聴覚障害者」という家庭で生まれ育った彼女は、
漁業を営む家族の手伝いをしながら学生生活を送っていました。
社会では「聴覚障害者」というマイノリティである家族。
しかし、家庭内ではルビーだけが健聴者という事に疎外感を感じていました。
そんな中、ルビーの心の支えは歌を歌うこと。
彼女は次第に本格的に歌を勉強したいと思うようになりました。
本作はフランス映画「エール!」(2014)のリメイク作品です。
これまで家族の通訳として生きてきた少女が、自分の人生の選択を迫られ新しい一歩を踏み出すお話です。
フランス映画版はコチラ👇
本作で聴覚障害を持つ家族役を演じた俳優たちはなんと本当の聴覚障害者。
それゆえか、劇中での演技はリアルですし、
演技を通して訴えかけられるメッセージのようなものを強く感じました!
アメリカらしい下ネタジョークを交えながらも、聴覚障害を持つ人たちの抱える生活の悩みや
健聴者との物の感じ方の違いについて描かれていて、ハッとすることが多かったです。
お互いを大切にしている家族の姿に心温まりますし、
将来への不安や社会に出てどう生きていくかという悩むヒロインがリアルに描かれているので、現在進路に悩む学生の方はもちろん社会人の方も共感できる作品です。
ディセンダント(※全3作品)
もし、悪役たちの2世が通う学校があったら・・・?
歴代ディズニーキャラクターの子孫たちが歌って踊って魔法にかかる✨
ミュージカルファンタジー学園コメディ!!
ジャンル:ミュージカル、アドベンチャー・冒険、ファミリー、ファンタジー、コメディ
出演:ダヴ・キャメロン、キャメロン・ボイス、ブーブー・スチュワート、ソフィア・カーソン、ミッチェル・ホープ
監督:ケニー・オルテガ(作品「ハイスクール・ミュージカル」「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」など)
制作:2015年
おすすめ度⇨
悪役バンザイ!ディズニーが描く学園ミュージカルコメディ
登場する主要キャラクターたちはなんと、眠れる森の美女の”マレフィセント”の娘、白雪姫に出てくる悪い魔女の娘、101わんちゃんのクルエラの息子、アラジンのジャファーの息子など、
人気ディズニー映画でお馴染みのヴィランズたちの子孫たち!
彼らが、ディズニーキャラクターのプリンセス、プリンスたちの学校に転入することになったからさあ大変!という、ドタバタ学園コメディ映画です(笑)
主人公たちは悪役の子供たちなので、学校で大暴れしてプリンスやプリンセスたちを困らせるのかとおもいきや、
ヴィランズの2世だということで学園内では差別の対象となり、腫れ物に触るような扱いを受けます。
スクールカーストの中で疎まれる主人公たち。どちらが悪役か正義かもはやわからなくなります。
このギャップがたまらなくストーリーを面白くさせてくれています!
悪役たちの子供たちが本当に悪い子なのか、という疑問や、正義とは何かという哲学的な問いかけがあります。
親たちの影響が大きい子供たちが、自分自身を見つめ直し、本当に自分が望んでいるものを見つけ出す過程が描かれている点が魅力的です。
自分たちの運命に向き合い、自分たちらしい道を模索する姿に、親からの束縛や社会の期待に縛られない自由な思考の大切さを感じます。
また、眠れる森の美女の娘とマレフィセントの娘が犬猿の仲だったり、クルエラの息子が犬が苦手だったり、ディズニー映画のストーリーにちなんだ小ネタが効いていて、ユーモア溢れている点も魅力的です。
子供たちの成長や友情、そして自己実現の重要性をテーマにした、楽しくて感動的なミュージカルにしてしまうところがさすがディズニー映画!と感心してしまいました。
ディセンダント出演俳優、キャメロン・ボイスについて
レベルの高いダンスで楽しめる本作。
なかでもひときわ目を引くレベルの高いダンスを披露していた俳優キャメロン・ボイス(クルエラの息子”カルロス”役)。
なんと、彼は20歳という若さでこの世を去っています。
持病の「てんかん」により、自宅で睡眠中に亡くなっていたとのこと。ディセンダント3が彼の遺作となったそうです😢
ダンサーとしても活躍していた彼がこれからどんなキャリアを積んでいくのか見られなくなってしまったことが残念です。
ディア・エヴァン・ハンセン
勢いでついた嘘がとんでもない方向に!?
孤独感、自分の殻を破ることができない思春期の葛藤が描かれた
ブロードウェイ・ミュージカルの映画化作品!
ジャンル:ドラマ、ミュージカル
出演:ベン・プラット、エイミー・アダムス、ジュリアン・ムーア、ケイトリン・デヴァー
監督:スティーヴン・チョボスキー(作品「ワンダー 君は太陽」「ウォールフラワー」など)
制作:2021年
おすすめ度⇨
劇中の音楽と歌唱がとにかく素晴らしい正統派ミュージカル映画
本作の内容は孤独や死についての重いテーマなのですが、
ミュージカルになることで、主人公たちの想いや感情に入りやすいですし、テンポよく見やすいです。
主人公の嘘のつき方や、調子乗りっぷりが、思春期男子らしいですし、
「孤独」「身近な人への嫌悪感」「家族の温かさ」「不安・葛藤」それらが、とてもリアルに感じました。
「学校」という場所で感じる孤独、
思春期なりの葛藤を抱える主人公を見ていると
思わず自分の学生時代を思い出してしまいました!
(劇場で観てボロ泣きしましたw)
ブロードウェイ・ミュージカルの映画化というだけあって、
劇中の挿入歌「You Will Be Found」「Waving Through a Window」が本当に素晴らしいですし、
実際にブロードウェイでの主人公も演じたベン・プラットの歌がとにかくエモーショナルで素晴らしく、全神経を集中して聴いてしまいました!
本作の映画感想やその他のおすすめミュージカル映画について下記の記事で紹介しています。
ぜひチェックしてください^^
ヒース・レジャーの恋のからさわぎ
変わり者のヒロインを落とすために奮闘する強面不良男子!?
不器用なふたりがうまく行ったりいかなかったりする
90年代の青春学園ラブ・ストーリー
ジャンル:ドラマ、恋愛
制作:1999年
出演:ヒース・レジャー、ジュリア・スタイルズ、ジョセフ・ゴードン=レヴィット
監督:ジル・ジュンガー
おすすめ度⇨
爽やかな青春学園ラブコメディ
シェイクスピアの『じゃじゃ馬ならし』をベースに、舞台を現代の高校にアレンジしたストーリーです。
学園のアイドルであるビアンカと
その姉で偏屈で男嫌いのカトリーナ(ジュリア・スタイルズ)。
美少女のビアンカをデートに誘いたい男子生徒A(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は、
ワケがあって、ビアンカと付き合うために
姉のカトリーナと他の誰かとデートさせようと企てます。
そこで白羽の矢が立ったのが、怖いもの知らずな男子生徒パトリック(ヒース・レジャー)。
パトリックは金で買収され、カトリーナをデートに誘います。
はみ出し者で変わり者のカトリーナとパトリック。
パトリックは契約によってカトリーナに近づくのですが、関わっているうちにお互いに惹かれあっていきます。
ふたりが次第に親しくなっていく姿が微笑ましいです。
特に、必見なのが、ヒース・レジャー演じる、パトリックの一人ミュージカルシーン
これを見て、目がハートにならない女子はいないはずです。
ベタだけどこれでいいんです!
90年代のアメリカの高校生活を疑似体験できるのも魅力です🎵
キューティー・ブロンド
おしゃれ大好きなイケイケギャルが名門大学の法学部に!?
ポジティブパワーで奮闘する女の子の
キュートでポップなサクセスストーリー!
ジャンル:ラブコメディ、サクセス
出演:リース・ウィザースプーン、ルーク・ウィルソン
監督:ロバート・ルケティック
制作:2001年
おすすめ度⇨
周囲に何を言われようと、自分のアイデンティティをもつポジティブで魅力的なヒロイン
美容とファッションが大好きなヒロインのエル(リース・ウィザースプーン)は
ある日、政治家志望のボーイフレンドから「君は議員の妻向きじゃない」と振られてしまいました。
しかしエルは、知的な女性になれば彼を取り戻せるはずとポジティブ嗜好を発揮し猛勉強。
彼を追いかけて名門ハーバード大の法学部に見事合格します。
エルは東海岸に引っ越し学生生活を始めますが、
彼女の明るすぎるキャラクターもトレードマークのピンク色ファッションも
その土地の人々の考え方や習慣からことごとく浮いてしまいます。
逆風の中でも前向きに努力し、周りと違っていても自分らしくいようとする
キュートなヒロインの姿に元気をもらえること間違いなしです!
ワンダー 君は太陽
奇形をもつ少年の学校デビューとそれを見守るやさしい家族、周囲の人たち。
小さな少年が、偏見、差別と必死に戦う姿が描かれています。
そして、彼を取り巻く人物たちの葛藤についても・・・。
号泣必須の感動作!!
ジャンル:ラブコメディ、サクセス
出演:ジュリア・ロバーツ、ジェイコブ・トレンブレイ、オーウェン・ウィルソン、マンディ・パティンキン
監督:スティーヴン・チョボスキー(作品「ディア・エヴァン・ハンセン」「ウォールフラワー」など)
制作:2017年
おすすめ度⇨
トリーチャーコリンズ症候群という、顔に障害がある10歳の男の子のお話。
先天性の奇形を持つ主人公オギー(ジェイコブ・トレンブレイ)が優しい両親に守られ、ずっと自宅学習をしていましたが、10歳になり初めて学校に行くようになります。
見た目が人と違うせいで、周囲からいじめられたり、避けられたり、トラブルにあったりしますが、それでも一生懸命に立ち向かう小さなオギーの姿に勇気をもらえます。
この映画の面白いところは、主人公だけでなく、親や兄弟、友人、兄弟の友人からの視点からも「障害」が描かれているところです。
障害の有無に関わらず、全ての人が何かに悩み葛藤しているということがわかります。
⚠️号泣注意の名作です! 鑑賞時はハンカチのご用意を!!
主人公オギーを演じた、カナダ出身の天才子役ジェイコブ・トレンブレイの名演技は素晴らしいですし、人気女優ジュリア・ロバーツ(「プリティ・ウーマン」の女優さん)のお母さん役も見どころですよ!
タイタンズを忘れない
差別や格差をも乗り越えるアツい友情スポーツ映画!
ダイナミックなアメフトファイトシーンにも胸が熱くなります。
ジャンル:ドラマ、スポーツ、伝記
出演:デンゼル・ワシントン、ライアン・ハースト、ライアン・ゴズリング
監督:ボアズ・イェーキン(作品「アップタウン・ガールズ」「グランド・イリュージョン」など)
制作:2000年
感動⇨
おすすめ度⇨
70年代の保守的な田舎町のフットボール・チームでの実話を映画化した作品です。
今まで別々だった黒人の高校と白人の高校が統合されることになり、それぞれのフットボールチームも統合され、チーム「タイタンズ」が結成されます。
そしてその高校へヘッドコーチとして赴任する黒人の主人公(デンゼル・ワシントン)。
人種の壁から生徒達をはじめ、生徒達の保護者や町の人々からも猛反発を受け、何もかもうまくいきません。
古くからある、その土地特有の考え方はなかなか根強く、
それを変えていくのは本当に難しいのだと感じました。
しかし、そんな中でも周囲に左右されず、
自分の頭で考え公平に人と接することができる人もいます
プラスの力はその周りの人々に変化をもたらしていきます。
次第に友情を育んでいくチーム、そのチームの成功によって、
町の人々の考えに変化も起きていく様子に熱くなります!
もちろんフットボールのプレイシーンもアツいです!
きっと、うまくいく
インドのエリート大学生の親友3人組が主人公の感動ミュージカル映画!
さまざまなテーマが詰め込まれた、かなり濃厚な長編映画なので見る前にお覚悟を!
ジャンル:ドラマ、コメディ、青春
出演:アーミル・カーン
制作:2009年
おすすめ度⇨
インドのエリート大学生の親友3人組が主人公の感動ミュージカル
性格がバラバラな3人のハチャメチャな学生生活がとにかく楽しいです。
ただし、上映が170分と長く、さまざまなテーマが詰め込まれ濃厚なストーリーなので見る前に覚悟した方が良いです(笑)
理不尽なまでに苛烈な学歴競争が繰り広げられる、インドの学歴社会への問題定義から、
親の期待、恋愛、友情、格差、生死について
悩み、助け合い、もがく大学生達が描かれています。
インドの美しい自然をバックに生きることの素晴らしさを感じることができる映画です。
主演のランチャー役の俳優アーミル・カーンは、
他のインド映画でも大活躍しています。
コチラの映画「PK」はインド国内の宗教感について描かれたコメディ映画も面白いのでおすすめです👇
マダム・イン・ニューヨーク
保守的なインド文化から自由の国アメリカへ! そして多国籍な生徒たちと語学学校で学び合う異文化交流ストーリー。
ジャンル:ドラマ
制作:2014年
出演:シュリデヴィ、アディル・フセイン
監督・脚本:ガウリ・シンデー
おすすめ度⇨
英語がしゃべれないことで、家族にバカにされていた主婦が、NYの語学学校へ!!
国際色豊かな多国籍のクラスメイトと一緒に英語を学ぶうちに、一人の女性として自信を取り戻します。
ヒロインのシャシは、二人の子供と夫のために尽くす、インドの主婦。
英語が話せることがステータスとなっている現代のインド文化の中、
家族の中で、自分だけ英語ができないことで夫や子供たちにからかわれ、傷ついていました。
そんな中、姪の結婚式の手伝いでNYへ行くことに。
初めて行くアメリカ。文化の違いや英語ができないことで打ちひしがれてしまいます。
そんな彼女の目に飛び込んできたのは「4週間で英語が話せる」という英会話学校の広告。
シャシは周囲の人を驚かせようと、英会話学校に秘密で通い始めます。
言葉が伝わらない辛さ、
教養へのコンプレックスはいたいほど共感しました
家庭を守る一人の主婦が、ニューヨークの大都会へ行き、メキシコ人やモンゴル人、フランス人など、
今まで関わることがなかった人種の人達と関わり友情を育む様子にワクワクします。
家庭を大事にするインドの敬虔な女性も魅力ですが、
英語が上達することで少しずつ自己表現ができるようになっていくヒロインの姿に勇気をもらえます
さいごに。
いかがだったでしょうか?
今回は「最強のスクール映画」ということで、おすすめの歴代の海外映画の中で特におすすめのスクール映画を9作品ご紹介しました。
学園映画には、青春の輝きや友情の大切さが描かれています。
同じ時間を過ごす仲間たちとの絆を育み、成長していく姿に、共感を覚えることも多いですね。
学生が活躍する映画を通じて、過去の思い出や未来への希望を思い出し、より良い人生を歩むためのヒントを見つけることができるかもしれません。
みなさんが、最高のスクール映画と出会えることを祈って!
今回はここまで🌸
それではまた!
sunoでした
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もっとお勧め映画をチェックしたい! という方は、
ぜひこちらの記事「年間映画カレンダー」もチェック^^
みなさんが素晴らしい映画と出会うチャンスになったら幸いです。
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