ドイツ映画には真面目なお国柄が現れてますね。
Guten Tag!
ドイツ語フェチのsunoです!
今回は私のおすすめのドイツ映画を紹介します
え?ドイツ映画?
邦画以外はハリウッド映画と韓国映画だけ見てればいいよ
とか言っているそこのあなた!!
人生損していますよ!
ドイツ映画は日本では認知度が低いものが多いかもしれませんが、
もちろん見るべき名作があります!
今回は海外映画好きの私が特にお気に入りのドイツ映画をご紹介します!
ドイツ映画には以下の特徴があります
- 真面目でルールを重んじる登場人物が多い
- 劇中で歴史的背景(ナチス政権下時代)がよく話題に上がる
- 無駄にみんな長身w
- 重厚なストーリーのものが多い
- ドイツ文化が楽しめる
- 挨拶は意外と「チャオ♬(イタリア語)」が多い
馴染みがないからと言って、避けてしまうのはもったいないです!
これを機にぜひ、名作ドイツ映画をみてもらいたいと思います。
きっと面白い発見があるはずです ^ ^
それではいきましょう!
チェケラッ
ノッキング・オン・ヘブンズ・ドア 👈【イチオシ】
ジャンル:ヒューマンドラマ・コメディ
演技⇨
音楽⇨
ストーリー⇨
おすすめ度⇨
海を目指して!若くして余命宣告を受けてしまった2人の男が、盗んだ高級車を飛ばし、死ぬ前にやりたいことを叶えていくというロードムービー。
余命短い・・・・・・と聞くとかわいそうに思いますが、テンポがよく、ドタバタコメディで、見ていてスカッとする作品です。
いい意味で、ドイツ映画っぽくないドイツ映画でした。
銀行強盗と間違えられて、警察に追われたり、マフィアに追いかけられたりと、 次々とトラブルが起きるので、見ていて全く飽きません。
正反対な二人が助け合いながら、人生でやりたかったことを叶えていきます。
ノスタルジックでいて、スタイリッシュです!
劇中で使われる挿入歌もクールなものばかりだし、ラストも爽やかで素敵です!
善き人のためのソナタ 👈【イチオシ】
ジャンル:歴史ドラマ・ヒューマン
演技⇨
演出⇨
ストーリー⇨
おすすめ度⇨
芸術性の高さ、無駄のないストーリー。主人公の心の動きに胸熱くなります
第79回アカデミー賞外国語映画賞を受賞した作品です。
東ドイツのシュタージのエージェントが主人公。
当時の東ドイツが置かれていた監視社会が描かれています。
反社会の疑いがある劇作家を監視するよう命じられた、忠実なエージェントがターゲットの監視を開始します。
しかし、聴こえてくる彼らの行動に主人公は次第に心が揺らいでいきます。
主人公の心の動きに注目です。
芸術性の高さ、無駄のないストーリー展開に夢中になること間違いなしです。
ピエロがお前を嘲笑う
ジャンル:クライムサスペンス
演技⇨
ストーリー⇨
どんでん返し⇨
おすすめ度⇨
心は幼いが天才青年ベンヤミン。ドキドキのハッキング・アクションムービー!
地味で冴えない青年ベンヤミン。
しかし、ハッカーとしては天才的な才能を持つ彼は、ハッカー集団“CLAY(クレイ)”の一員として、世間を混乱させることに自分の存在意義を感じるようになり、のめり込んでいきます。
有頂天になっていく主人公たちの行動は次第にエスカレートしていき、ついには殺人事件が発生。
ドイツ連邦情報局に侵入しハッキングを仕掛けたり、警察機構や他のハッカーたちとのバトルにと、ハラハラドキドキな展開が楽しめます。
天才でも、心が幼い主人公に妙なリアリティを感じました。伏線を生かしたラストも好きです。
5パーセントの奇跡
ジャンル:ヒューマン、サクセス
演技⇨
演出⇨
ストーリー⇨
おすすめ度⇨
大きな隠し事を持つ主人公の人生を賭けた就職活動!
視覚障害(視力が5%)を持つ主人公が、健常者のふりをして一流ホテルに就職する!?
そんなバカな😅いくらなんでも無理じゃね? って思うけど、これ、実話が元になってます😱
ドイツが抱える就活事情や移民問題などの社会的背景も見られるので、社会勉強にもなります。
急に視力を失う主人公ですが、障害を抱えながらも夢に向かってひたむきに努力する姿に惹かれます。
爽やかなサクセスストーリーです。
グッバイ、レーニン!
ジャンル:ドラマ
演技⇨
演出⇨
ストーリー⇨
おすすめ度⇨
ノスタルジックな嘘つきハートフルコメディ
80年代末の東ドイツが舞台です。
心臓発作で昏睡状態だった母が、ベルリンの壁崩壊後に意識を取り戻します。
せっかく意識を取り戻した母が、東西ドイツが統一していると知ったら、ショックで病気が悪化すると思った息子(主人公)は、必死に社会主義が続いていると偽造します。
身の回りの日用品、テレビ番組などの情報、あらゆるものを偽造します!
政治・宗教と当時の生活や文化を垣間見れるので、楽しめます。
重いテーマをあえてコメディタッチで描くアイディアが面白いし、ノスタルジックさが好きです。
家族思いの主人公たちの一生懸命さが良いです。
es (エス)
ジャンル:サスペンス、サイコスリラー
スリル⇨
演出⇨
ストーリー⇨
おすすめ度⇨
実話を元にした、ハラハラ密室心理スリラー
1971年にアメリカのスタンフォード大学で実際に行われた、スタンフォード監獄実験がストーリーのモデルになっています。
新聞広告によって募集された心理学の実験に、協力金が目当ての応募者たちが集まります。
実験内容は、「囚人役」と「看守役」に分かれて、閉鎖された施設内で2週間役割を演じ続けるというもの。
取材と報酬目当ての主人公は「囚人役」としてこの実験に参加します。
最初はおふざけで参加していた被験者たちですが、お互いの役割を演じるうちに、看守側と囚人側の対立はエスカレートしていきます。
実験過程で被験者たちの精神が崩壊していくところがスリルです!
ウェイブ
ジャンル:サスペンス、心理スリラー
スリル⇨
演出⇨
ストーリー⇨
おすすめ度⇨
集団で崩壊していく学園ストーリー!?
アメリカで起こった実話がモデル。ドイツの高校に置き換えて映画化されてます。
ドイツの高校で独裁政治の体験授業が行われます。
最初は興味本位だった生徒たちが、いつの間にか集団狂気に洗脳されていきます。
「es」を楽しめた人は絶対ハマるはずです!
スクールカースト上位の派手なグループや地味な生徒がそれぞれの形で集団心理にのめり込んでいく姿がリアルで迫力があります。
おじいちゃんの里帰り
ジャンル:コメディ、ドラマ
制作:2011年製作
笑い⇨
ほっこり⇨
ストーリー⇨
おすすめ度⇨
ドイツより。大家族、おじいちゃんと一緒にトルコの田舎に里帰りします
妻と3人の子供を持つ父、フセイン・イルマズは家族を養うために1960年代にトルコの田舎町からドイツに出稼ぎに来ます。そして、家族を呼び寄せドイツに移民。
そして月日は流れ・・・45年後。
小さかった子供達はドイツで大きくなりそれぞれで家庭を持ち、イルマズ一家は3世代10人の大家族になりました。
そんなある日、フセイン(おじいちゃん)は10人3世代(4世代?)でトルコに帰省しようと提案し、かなり強引に旅行の計画を立てます。
ドイツで生まれ育ちドイツ人なのかトルコ人なのか自分のアイデンティティに戸惑う3世をはじめ、家族達はさまざまな思いを胸におじいちゃんとの旅に出ます。
この映画の面白いところはトルコからドイツへの移民ストーリーと、ドイツからトルコへの大家族の旅行珍道中を行ったり来たりしながらお話が展開されるところです。
文化も言語も宗教も全く異なるトルコとドイツの文化に戸惑う一家を追体験でき、
家族を大切にする登場人物達の姿にほっこりできる良作です。
トルコの文化に、旅人を見送るときに送り出す人が水を撒くという風習があるそうです。
水を撒く理由が素敵でいいなと思いました。
気になる方は是非本作でお楽しみください。
おまけ。
ドイツ映画ではないのですが、原作者がドイツ人、舞台がドイツのアメリカ映画をご紹介します。
主演はケイト・ウィンスレット(タイタニックのヒロインを演じた女優)と豪華!
愛を読むひと
ジャンル:ドラマ、恋愛、戦争裁判
キャスト⇨
演出⇨
ストーリー⇨
おすすめ度⇨
紹介
戦後のドイツが舞台です。
15歳の少年マイケルは、20歳以上年上の女性ハンナに初恋をし、ふたりは仲を深めていきます。
最初は、二人の歳の差の恋愛にドキドキです。
ハンナはマイケルに本の朗読を頼みいつもその物語に聞き入り、マイケルもハンナの喜ぶ姿がみられる嬉しさに、“朗読”は繰り返されます。
しかし、ある日を境に突然彼女は姿を消してしまいます。
8年後、法学生となったマイケルが傍聴した裁判で見たのは戦時中の罪に問われるハンナでした。
ケイト・ウィンスレットが強くも哀しい女性を演じます。オーラと演技力と色気がもうすごいです!(語彙力・・・)
本作はとても文学的です。
歴史、罪、プライド、愛、嫌悪と一つの映画でさまざまなテーマが描かれている傑作です。
衝撃がすごかったので、原作も読んでしまいました!
戦争裁判という題材が新鮮だったのと、ストーリーのドラマチックさに引き込まれました。
原作者のベルンハルト・シュリンクは実際に法律学者だそうです。
ストーリーに重みとリアリティがあるわけです。
さいごに。
いかがだったでしょうか?
今回は個人的におすすめのドイツ映画8本と、ドイツに関連する映画1本をご紹介しました!
ドイツ映画は重厚感がある映画が多いので、敷居が高く感じてしまう方もいるかもしれませんが、その中でも、コメディタッチのもの、テンポがよく親しみやすい映画もあります。
ポップさは少ないかもしれませんが、社会的背景やドイツ特有の文化を楽しめる作品が多いです。
純粋にストーリーが面白い映画は、ぜひ楽しんでもらいたいと思います!
今回はここまで🌸
それではまた!
sunoでした
当サイトでは、映画にまつわる記事を多数発信しております。
もっとお勧め映画をチェックしたい! という方は、
ぜひこちらの記事「年間映画カレンダー」もチェック^^
みなさんが素晴らしい映画と出会うチャンスになったら幸いです。
コメント
エスはもう一生観たくない映画です。笑
1回で充分…
他のドイツ映画は見た事なかったので、
機会があったらみてみます!!
コメントありがとうございます!😄
エスは刺激が強すぎますよね笑
全く違った雰囲気の面白いドイツ映画もあるので、
チャンスがあったらぜひトライしてみてください^^