【洋画】独自の視点で戦争が描かれている名作7選。平和を祈って

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📽洋画感想🎬

争いのない平和な世の中になりますように

今回は歴代の映画の中でも筆者が特におすすめな
映画らしいドラマチックなストーリー性のある作品
ユーモアを交えて独自のセンス視点で描かれている戦争映画作品を多く選ばせていただきました。

なので、残酷なシーンが苦手な方でも比較的見やすいものが多いと思います。

この記事は以下の方に向いています
  • 戦争を知らない世代だからこそ、映画を通して戦争をしりたい
  • 戦争について知りたいけれど残酷なシーンは苦手(残酷なシーンの多い少ないがわかるよう記載しています)
  • 戦争に関連した名作映画を知りたい
戦争について知ることで平和の大切さを実感します

戦争は悲しさを生むものです。

しかし、絶望の中にも
優しさや情熱や美しさを描き

悲劇を繰り返してはいけないというメッセージが込められている名作が多いのが戦争映画です。

エリザベート
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素晴らしい名作と出会える
きっかけとなったら嬉しいわ

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苦難をユーモアで描く戦争映画。
大きな愛とやさしさで子を守る父の姿に涙

ジャンル:ドラマ、コメディ、戦争

監督・主演:ロベルト・ベニーニ
製作:1997年
製作国:イタリア

残酷なシーン
少ない
多い

感動⇨5.0
おすすめ度⇨5.0

残酷な状況下でも、ユーモアと愛に溢れた主人公の強さに涙します

第二次世界大戦下、北イタリアに駐留してきたナチス・ドイツによって、
ユダヤ系イタリア人の主人公は妻と幼い息子共に突然強制収容所へ収監されてしまいます。

収容所での劣悪な環境下で息子を守るために奮闘する父親のお話なのですが、
この映画はなんとコメディ映画でもあるんです!

辛い収容生活で息子が傷つかないように、
ユーモアに溢れた優しい嘘をつき続ける父の姿に大きな愛を感じます。

笑っていいのか泣いていいのかわからなくなる映画です。
一度見たら絶対に忘れられない映画になると思うので、必見です!!


ジョジョ・ラビット

ナチス党ボーイ・ミーツ・ユダヤガール。
愛国心が強い幼いドイツ人少年の目線で描かれるポップな雰囲気の戦争映画

ジャンル:戦争、コメディ

出演:ローマン・グリフィン・デイビス、スカーレット・ヨハンソン、トーマシン・マッケンジー、タイカ・ワイティティ
監督・脚本:タイカ・ワイティティ(作品「ソー:ラブ&サンダー」)
製作:2019年
製作国:アメリカ、ドイツ

残酷なシーン
少ない
多い

テンポの良さ⇨4.0
おすすめ度⇨3.8

コミカルでテンポが良く、風刺の効いた戦争映画

第二次世界大戦下、
青少年集団ヒトラーユーゲントで兵士になることを夢見ていた10歳のドイツ人少年ジョジョは、
優しい性格ゆえ小動物のウサギさえ殺すことができません。

しかし、子供ながらに愛国心の強い彼は、なんとか国に貢献しようと奮闘します。

いつもジョジョのそばにいて助言をくれる空想上の友達イマジナリーフレンドはなんと
アドルフ・ヒトラー(タイカ・ワイティティ)・・・!

そんな中、ジョジョは
母(スカーレット・ヨハンソン)が家の隠し部屋に
ユダヤ人の少女(トーマシン・マッケンジー)をかくまっていることを知ります。

監督であるタイカ・ワイティティ自ら、
ジョジョの空想上の友達、アドルフ・ヒトラーを演じているのが興味深いです。

戦争映画は暗く悲しいというイメージをいい意味で壊してくれます。

漫画のように個性的なキャラクター達がイキイキ動きますし、
テンポのよい映画なので、小さなお子さんでも一緒に見られると思います。

自国の政治を盲信する幼いジョジョを暖かく見守る母親を、
スカーレット・ヨハンソンが演じていますが流石の存在感です。

suno
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「生きのびれば自分が正しかったということが証明できる」
という言葉が心に響きました。

子供の目から見た戦争や差別について描かれている映画として
こちらの作品もおすすめです

縞模様パジャマの少年

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こちらの作品は冒頭からもの悲しい雰囲気が漂っています。
8歳の幼いドイツ人の子供の視点で、
第二次世界大戦下の差別が招く悲劇が描かれている意義のある作品です。


独裁者

支配するより人々を助けたい。人生は自由で美しいものであるべき。
伝説の喜劇王が命をかけて世界に伝えたかったメッセージ。

ジャンル:ドラマ、コメディ、戦争

監督・脚本・主演:チャールズ・チャップリン
製作:1940年
製作国:アメリカ

残酷なシーン
少ない
多い

笑い⇨4.5
おすすめ度⇨4.1

伝説の喜劇王チャップリンが、
監督・脚本・主演・ヒトラー・ユダヤ人役全てをこなす伝説の映画・・・!

80年以上も前に製作されたモノクロ映画ですが、古さを忘れるくらい楽しめる映画です。
おふざけ全開のコントには大爆笑しました。

ヒトラー政権下のドイツをモデルにした架空の国トメニアの独裁者ヒンメル(チャールズ・チャップリン)のデタラメドイツ語も面白いし、
独裁者が他国の代表と意地を張り合って争う姿も爆笑です。

一部、「バナナ!バナナ!!」と叫んでるようにしか聞こえないシーンがありました。
ミニオ○ズ?(笑)

国同士が争うことも差別も人を支配しようとすることもいかに愚かで醜いことか、
ユーモアのセンスで巧みに表現されています

その上で迫害される側である、平凡な床屋のユダヤ人役もチャップリン本人が演じています。
差別する側も差別される側も同じ人間であるというメッセージが込められているのだと感じました。

この映画がまさに緊張状態が続いている戦下で製作・公開されている事が本当に驚きです。

チャップリンは天才であるだけでなく、勇敢で、やさしく、
”笑い”がもつ強い力を知り尽くした人物だったのでしょう。

小柄で千鳥足でコミカルな演技が特徴のチャップリン。

愛嬌たっぷりでお茶目なイメージの彼が
クライマックスでは激しい口調で平和の大切さを訴えます。
魂揺さぶられる名演説は必見です(Youtubeでも見られます)!!

ちなみに私のお気に入りのシーンはこちら^^

本作のストーリー上、特に重要なシーンではないのですが、
さりげないシーンにチャップリンの名人芸が光っています。

ブラームスの「ハンガリー舞曲 第5番
個人的に特に好きなクラシック音楽の一つなので
チャップリン映画で使われているのが嬉しかったです^^


愛を読むひと

戦後のドイツを舞台にした、愛と贖罪と理解。
戦争を知らない世代の目線で描かれる「戦争裁判」

ジャンル:ドラマ、恋愛、戦争裁判

出演:ケイト・ウィンスレット、デヴィッド・クロス、レイフ・ファインズ
監督:スティーヴン・ダルドリー(作品「リトル・ダンサー」「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」など)
製作:2008年
製作国:アメリカ、ドイツ

残酷なシーン
少ない
多い

エモーショナル⇨4.5
おすすめ度⇨4.1

戦後のドイツを舞台にした、ロマンスとミステリー要素のある文学的な名作。
戦争を知らない世代の主人公が、愛する人を通して「戦争」を知っていきます!

15歳の少年マイケル(デヴィッド・クロス)は、
20歳以上年上の女性ハンナ(ケイト・ウィンスレット)に恋をし、ふたりは仲を深めていきます。

最初は、二人の歳の差の恋愛にドキドキです。

ハンナは読書家のマイケルに本の朗読を頼み、いつもその物語に聞き入っていました。
マイケルもハンナの喜ぶ姿がみられる嬉しさに、“朗読”は繰り返されます。

しかし、ある日を境に突然彼女は姿を消してしまいます。

8年後、法学生となったマイケルが傍聴した裁判で見たのは戦時中の罪に問われるハンナでした。

ケイト・ウィンスレットが強くも哀しい女性を演じ、
本作でアカデミー賞主演女優賞を獲得しています。

本作はとても文学的です。
歴史、罪、プライド、愛、嫌悪と一つの映画でさまざまなテーマが描かれている傑作です。

衝撃がすごかったので、原作も読んでしまいました!
戦争裁判という題材が新鮮だったのと、ストーリーのドラマチックさに引き込まれました。

原作者のベルンハルト・シュリンクは実際に法律学者だそうです。
ストーリーに重みとリアリティがあるわけです。

戦争×裁判が描かれている作品として、以下の映画もお勧めです

戦後のドイツにて戦争犯罪を裁く側の人が描かれるドイツ映画「顔のないヒトラーたち」


戦後に裁判で財産の返還を訴えるユダヤ人が描かれる映画「黄金のアデーレ」

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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密

数学を武器に戦う戦争。
国を命を守るために”影”として奮闘するコンピュータの父。

ジャンル:サスペンス、スリラー、戦争、実話

出演:ベネディクト・カンバーバッチ、キーラ・ナイト、レイチャールズ・ダンス
監督:モルテン・ティルドゥム(作品「パッセンジャー」など)
製作:2014年
製作国:アメリカ、イギリス

残酷なシーン
少ない
多い

スリル⇨4.0
おすすめ度⇨4.2

時代に翻弄された一人の天才数学者の半生。
自己中心的で孤立していた主人公が周囲の協力を得たり裏切られたりと奮闘する姿にハラハラドキドキ!

こちらは戦争映画なのですが戦闘シーンはほとんどないです。

第二次世界大戦時、
ドイツ軍が誇った世界最強の暗号<エニグマ>を解読するマシーン開発に挑む天才数学者の実話です。

天才ゆえに周囲を理解できず、
不器用な人物であるアラン(ベネディクト・カンバーバッチ)が
周囲と少しずつ関わるよう努力する姿はヒューマンドラマのようであり、
陰謀渦巻くサスペンス的な展開、
一つの発明を作り上げるモノづくりへの熱意と国を守るという使命感、
手に汗握るスリリングな展開もあるのでエンターテイメント性が強く見応えがあります!

エリザベート
エリザベート

実話というのが驚きね
この事実を英国政府が50年間隠し続けていたことにも驚きだわ

主人公がどんな最期を迎えるのか、
ぜひ本作で見ていただきたいと思います。

実在の数学者の天才ゆえの苦悩が描かれた映画としてこちらもおすすめです

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戦場にかける橋

米日英の戦争への考え方の違いが痛切に描かれる名作
教科書には書かれていない、日本が他国にした非道で愚かな姿が描かれているので、日本人は絶対見るべき作品!!

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ジャンル:アクション、戦争

出演:アレック・ギネス、ウィリアム・ホールデン、早川雪洲
監督:デヴィッド・リーン(作品「アラビアのロレンス」など)
製作:1957年
製作国:アメリカ

残酷なシーン
少ない
多い

風刺⇨5.0
おすすめ度⇨4.5

風刺の効いたハイセンスな古典名作映画

1958年30回のアカデミー賞では作品賞を含む7部門で受賞。
その他、ゴールデングローブ賞などあらゆる賞を総なめにしている歴史的名作です。

155分と上映時間が長いのですが、60年以上も前に描かれているとは思えないくらい、
テンポの良いストーリー展開なので最後まで楽しめます。

第二次世界大戦下で日本軍の捕虜となったアメリカ人やイギリス人捕虜が描かれている作品です。

米日英の戦争下での立場の違いや、
物事の考え方や受け取り方が痛切にストーリーに盛り込まれています。

本作では、
日本特有の上下関係、効率性が悪く体裁ばかりで柔軟性がない国民性が、
かなり間抜けに滑稽に描かれています。

suno
suno

日本人として複雑な気持ちになりますが、

その通りですし、

よく特徴が捉えられているなと感心しました!

また、アメリカ人的な物の考え方や、
日本に捕らえられたイギリス将校をはじめとする英国人兵士たちの行動も興味深く、個性豊かなキャラクターたちが魅力的です。

銃撃戦のシーンがありますが、戦争映画としては血生臭いシーンは少なめだと思います。

それぞれの立場、思惑が複雑に絡み合う人間ドラマですが、
わかりやすいストーリーですし、伏線を生かした衝撃的なラストは圧巻です。

「戦争がいかに虚しいものか」が最も巧みに表現されている映画だと思っています。
時代に埋もれさせてはいけない名作です!

作品の雰囲気とは裏腹に、
明るく前向きな雰囲気のあるテーマ曲「クワイ川マーチ」は耳に残ります。

戦争捕虜×耳に残るマーチ音楽といえば、こちらの映画もおすすめ!

大脱走

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こちらは戦渦でドイツ軍の捕虜となったアメリカ人達が
収監されている施設から脱走する姿を描いた作品です。

耳に残る大脱走のマーチ音楽は誰もが聞いた事があるはず!

仲間で協力しあって脱走を計画する姿がユーモラスです。

suno
suno

逆境の中に

ワクワク感と爽やかさがある名作です!


戦場のピアニスト

絶望的な状況の中でただ生き延びるために静かに戦う主人公。
絶望の先にあった運命の出会いと絆。

ジャンル:ドラマ、戦争、伝記

出演:エイドリアン・ブロディ、トーマス・クレッチマン
監督:ロマン・ポランスキー(作品「オフィサー・アンド・スパイ」「オリバー・ツイスト」など)
製作:2002年
製作国:フランス、ドイツ、ポーランド

残酷なシーン
少ない
多い

壮絶⇨5.0
おすすめ度⇨4.3

絶望的な状況で強く生きた実在のユダヤ人ピアニストの物語

実在したポーランドのユダヤ人ピアニスト、
ウワディスワフ・シュピルマンの体験を基にして作られた実話作品です。

1939年、ポーランドのワルシャワでラジオのピアニストとして働いていた
主人公のシュピルマン(エイドリアン・ブロディ)。

ナチスドイツの侵攻により、やがて多くのユダヤ人が強制収容所へ移されるなか、
奇跡的に逃げ出したシュピルマンは、必死に身を隠します。

エリザベート
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どんなひどい状況にあっても、
生きることを諦めない主人公は本当に強い人物だと感じたわ

主人公は助けを得ながらも、恐怖、飢え、病気、孤独と想像を絶する状況の中でただ、
生き延びることだけを考え静かに戦い続けます。

そして、ひとりのドイツ人将校に見つかってしまいます。

徹底的に破壊され廃墟となった街の中、絶望的な状況、
暗く冷たい空気の中で流れる音楽が息をのむほど美しいです。

また、運命的な出会いをした二人のひとときの絆になんともいえない感情になりました。

交わるはずのなかった二人が
どう関わり、どのようなラストを迎えるのか、
ぜひ本作で見ていただけたらと思います。

Memo

主演のエイドリアン・ブロディは本作での怪演が評価され、
史上最年少29歳でアカデミー主演男優賞を受賞しています。

ピアノ曲の大半はプロのピアニストが演奏しているそうですが、
エイドリアン・ブロディは
ピアニストである主人公を自然に演じるためにピアノの猛特訓をしたそうです。

本作での苦難にひたすら耐え忍ぶ主人公の姿に感情が引っ張られます。


さいごに。

いかがだったでしょうか?

今回は独自の視点で描かれている名作戦争映画として、以下の7作品をご紹介させていただきました

今回ご紹介した名作戦争映画7選

ライフ・イズ・ビューティフル
ジョジョ・ラビット
チャップリンの独裁者

愛を読むひと
イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密
戦場にかける橋
戦場のピアニスト

上記7作品は戦争を知るためのきっかけとして非常におすすめです。

今でなお、さまざまな視点で戦争が描かれています。

戦争を知らなくても、
戦争映画を見ることによって戦争の悲惨さや無意味さを知ることができます。

多くの人の命、財産を奪い、差別などの偏見によって人の尊厳を踏み躙るのが戦争です。

今回は戦争を知るきっかけとしておすすめな
ストーリー性の強い戦争映画を選びましたが、
より戦争の残酷さや絶望を描いた作品としては、以下の作品がおすすめです。

シンドラーのリスト

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プライベートライアン

この2作品での恐ろしい光景、
精神を抉られる描写は脳裏に焼き付いてしまいます。

戦争によって尊い命が失われることがなくなり、世界が平和になることを祈って。

今回はここまで🌸

suno
suno

それではまた!

sunoでした

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